平成15年春期試験問題 午前問17
問17解説へ
CPUのパイプライン処理を有効に機能させるプログラミング方法はどれか。
- サブルーチンの数をできるだけ多くする。
- 条件によって実行する文が変わるCASE文を多くする。
- 分岐命令を少なくする。
- メモリアクセス命令を少なくする。
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解説
パイプライン制御は、CPUで処理される1命令を、命令読出し(フェッチ)、解読(デコード)、アドレス計算、オペランド呼出し、実行 というような複数のステージに分け、各ステージを少しずつずらしながら独立した処理機構で並列に実行することで、処理時間全体を短縮させる技法です。
パイプライン処理では、処理命令を先読みするためプログラム中に分岐命令などがあると、結果によって次に実行するべき命令がわからないため、パイプラインを止めて次に実行すべき命令が判明するのを待たなければなりません。これを分岐ハザードと呼びます。分岐ハザードを発生させないためには、分岐命令を少なくすることが有効な方法です。
パイプライン処理では、処理命令を先読みするためプログラム中に分岐命令などがあると、結果によって次に実行するべき命令がわからないため、パイプラインを止めて次に実行すべき命令が判明するのを待たなければなりません。これを分岐ハザードと呼びます。分岐ハザードを発生させないためには、分岐命令を少なくすることが有効な方法です。
- パイプライン制御の高速化とは関係ありません。
- CASE文は分岐命令の一種なので、分岐ハザードの確率を高めてしまいます。
- 正しい。
- パイプライン制御の高速化とは関係ありません。
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