平成15年春期試験問題 午前問50
問50解説へ
あるプログラム言語の解説書の中に次の記述がある。この記述中の"良いプログラム"がもっている特徴として,適切なものはどれか。
このプログラム言語では,関数を呼び出すときに引数を保持するためにスタックが使用される。引数で受け渡すデータを,多くの関数から参照できる共通域に移せば,スタックの使用量を減らすことができるが,"良いプログラム"からは外れることもある。
このプログラム言語では,関数を呼び出すときに引数を保持するためにスタックが使用される。引数で受け渡すデータを,多くの関数から参照できる共通域に移せば,スタックの使用量を減らすことができるが,"良いプログラム"からは外れることもある。
- 実行するときのメモリの使用量が,一定以下に必ず収まる。
- 実行速度について,最適化が行われている。
- プログラムの一部を変更しても,残りの部分への影響が少ない。
- プログラムのステップ数が少なく,分かりやすい。
正解 ウ問題へ
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解説
モジュール結合度は、モジュール同士の関連性の強さを表し、モジュール結合度が弱いほど関連するモジュールに変更があった場合の影響を受けにくくなるので、モジュールの独立性が高まり保守性が向上します。
モジュール結合度の強弱は、モジュール間のデータの受渡し方法などにより6段階のレベルに分類されています。
したがって「ウ」が適切です。
モジュール結合度の強弱は、モジュール間のデータの受渡し方法などにより6段階のレベルに分類されています。
- データ結合(弱い↑)
- 処理に必要なデータだけを単一のパラメータとして受け渡している
- スタンプ結合
- 処理に必要なデータだけをレコードや構造体などのデータ構造として受け渡している
- 制御結合
- モジュールの動作を制御するための要素を受け渡している
- 外部結合
- 大域宣言された単一のデータを、複数のモジュールが参照している
- 共通結合
- 大域宣言されたレコードや構造体などのデータ構造を、複数のモジュールが参照している
- 内容結合(強い↓)
- モジュールの内部を直接参照・使用している
したがって「ウ」が適切です。
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