平成15年春期試験問題 午前問51
問51解説へ
ソフトウェア開発におけるテスト技法のうち,ブラックボックステストに関する記述として,適切なものはどれか。
- 原始プログラムを解析し,プログラムの制御の流れと変数などのデータの流れをテストするものであり,主にプログラム開発者以外の第三者が実施する。
- プログラムが設計者の意図した機能を実現しているかどうかのテストであり,主にプログラム開発者以外の第三者が実施する。
- プログラムのすべての命令が最低1回は実行されることを目的とするテストであり,主にプログラム開発者自身が実施する。
- プログラムの内部構造や論理が記述された内部仕様書に基づくテストであり,主にプログラム開発者自身が実施する。
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解説
ブラックボックステストは、システムの内部構造を考慮せず、システムに与える入力とそれに対する出力だけに着目して、入力に対する出力が仕様書どおりになっているかを検証するテストです。内部でどのような処理が行われているのかは無視するため、システムの内部をブラックボックス(中が見えない箱)に見立てて「ブラックボックステスト」といいます。具体的なテスト手法としては、同値分割、限界値分析、原因-結果グラフ、エラー推測などがあります。
逆にプログラムの内部構造や処理に注目して実施するテストを「ホワイトボックステスト」といいます。こちらは、主に開発者自身が作成したプログラムが仕様書通りに実装されているかを検証する目的で実施されます。
プログラムの内部構造への着目の有無を考えると、選択肢の中でただ一つ、プログラムの内部構造について考慮していない「イ」がブラックボックステストだとわかります。
逆にプログラムの内部構造や処理に注目して実施するテストを「ホワイトボックステスト」といいます。こちらは、主に開発者自身が作成したプログラムが仕様書通りに実装されているかを検証する目的で実施されます。
プログラムの内部構造への着目の有無を考えると、選択肢の中でただ一つ、プログラムの内部構造について考慮していない「イ」がブラックボックステストだとわかります。
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