平成16年春期試験問題 午前問34
問34解説へ
A,Bというディレクトリ名をもつ複数個のディレクトリが図の構造で管理されている。カレントディレクトリを ¥A¥B → .. → .. ¥B → .¥A の順に移動させた場合,最終的なカレントディレクトリはどこか。ここで,ディレクトリの指定方法は次のとおりとする。
〔ディレクトリの指定方法〕
〔ディレクトリの指定方法〕
- ディレクトリは"ディレクトリ名 ¥…¥ ディレクトリ名"のように,経路上のディレクトリを"¥"で区切って指定する。
- "¥"で始まるときは,左端にルートが指定されているものとする。
- カレントディレクトリは"."で表す。
- 1階層上のディレクトリは".."で表す。
- ¥A
- ¥A¥A
- ¥A¥B¥A
- ¥B¥A
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解説
最初のカレントディレクトリはルートから見て「¥A¥B」の位置です。このカレントディレクトリを基点として、問題文の指定方法に従って移動していきます。
[..]
ピリオド2つは1階層上のディレクトリを表します。ディレクトリ構造を見ると「¥A¥B」の一階層上は「¥A」です。
[..¥B]
一階層上に移動してから、「¥B」ディレクトリに移動します。「¥A」の1階層上はルートなので、ルートから見た「¥B」に移動します。
[.¥A]
ピリオド1つはカレントディレクトリを表します。現在のカレントディレクトリは「¥B」なので、「¥B」配下の「¥A」に移動します。
したがって、移動後のカレントディレクトリとして適切なのは「¥B¥A」となります。
[..]
ピリオド2つは1階層上のディレクトリを表します。ディレクトリ構造を見ると「¥A¥B」の一階層上は「¥A」です。
[..¥B]
一階層上に移動してから、「¥B」ディレクトリに移動します。「¥A」の1階層上はルートなので、ルートから見た「¥B」に移動します。
[.¥A]
ピリオド1つはカレントディレクトリを表します。現在のカレントディレクトリは「¥B」なので、「¥B」配下の「¥A」に移動します。
したがって、移動後のカレントディレクトリとして適切なのは「¥B¥A」となります。
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