平成18年春期試験問題 午前問66
問66解説へ
PCのコンピュータウイルスに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- ウイルスの潜伏しているプログラムファイルがコンピュータ内に存在している場合であっても,コンピュータ利用者が意図的にファイルを起動しない限りほかのシステムに伝染しない。
- ウイルスは,主記憶装置を物理的に破壊したり,コンピュータ利用者の意図しない動作を引き起こしたりする。
- ウイルスを検出・駆除するためのエンジンや定義ファイルなどが,最新のものに更新されているコンピュータでは感染しない。
- 駆除作業では,ウイルスに感染していないOS起動ディスクを使用することによって,ブートセクタからの伝染を回避することができる。
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解説
- ウィルスの中にはワームのように自分でネットワークに接続して増殖するようにプログラムされているものもあります。
- ハードウェアの物理的な破壊は行いません。不正なプログラムによって論理的な破壊活動を行います。
- 感染のリスクが低くはなりますが、未知のウィルスに感染するリスクなどがあるため感染確率をゼロにすることはできません。
- 正しい。ブートセクタ型ウィルスは、MS-DOS時代に大流行したウィルスでパソコンの起動時に最初に読み込まれる部分に感染し、そのまま起動させるとウィルスに感染してしまいます。修復するにはOS起動ディスク(CDやフロッピーディスク)からパソコンを起動し、ワクチンソフトなどでウィルスの駆除を行います。
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