平成19年秋期試験問題 午前問35
問35解説へ
システムが稼働不能となった際のバックアップサイトをウォームサイト,コールドサイト,ホットサイトの3種類に分類したとき,一般に障害発生から復旧までの時間が短い順に並べたものはどれか。
- ウォームサイト,コールドサイト,ホットサイト
- ウォームサイト,ホットサイト,コールドサイト
- コールドサイト,ウォームサイト,ホットサイト
- ホットサイト,ウォームサイト,コールドサイト
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解説
バックアップサイトは、大規模な自然災害などにより基幹となるコンピュータシステムやコンピュータセンターが機能しなくなったときに備えて用意される予備のコンピュータセンターです。バックアップサイトには、災害時の復旧手順や設置方式からホットサイト、ウォームサイト、コールドサイトに3つに分類されます。非常事態の発生時に備えるバックアップサイトの設置形態には、ホットサイト、ウォームサイト、コールドサイトがあります。
- ホットサイト
- 障害発生時にできるだけ短時間にサービスが再開できるように日常から本システムと同じものを稼働させておき、非常事態が起きたときにすばやく業務を引き継ぐ方式。常に本システムのデータとの同期が行われており、障害発生時に直ぐにその施設でシステムを運用できる体制になっている。
- ウォームサイト
- 施設内に本システムと同じものを全部(あるいは部分的に)設置しておくが、業務システムを起動させない状態で待機させておく方式。障害発生後に追加の機器やデータおよびプログラム媒体を搬入してから予備系システムを立ち上げて処理を引き継ぐ。
- コールドサイト
- コンピュータシステムを設置できる施設だけを確保しておき、障害発生時にはそこに機材などを搬入してバックアップセンターとして機能させる方式。障害発生後にシステムの導入とデータの復旧を行って業務を引き継ぐ。
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