平成25年秋期試験問題 午前問28
問28解説へ
クライアントサーバシステムにおいて,利用頻度の高い命令群をあらかじめサーバ上のDBMSに用意しておくことによって,データベースアクセスのネットワーク負荷を軽減する仕組みはどれか。
- 2相コミットメント
- グループコミットメント
- サーバプロセスのマルチスレッド化
- ストアドプロシージャ
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解説
ストアドプロシージャ(Stored Procedure)は、データベースに対する一連の処理をまとめた手続きにして、それをコンパイルして最適化したものをデータベース管理システムに保存したものです。Storedは保存済みという意味、Procedureは手順や手続きという意味なので、直訳すれば「保存済みの手続き」ということになります。
利用者は、通常のクエリを発行する代わりに、データベース管理システム内のストアドプロシージャを呼び出すことによって目的の処理を実行させることができます。クライアントからサーバに対してのストアドプロシージャ1回の要求で、データベースに複数のクエリを発行することができるので、クライアントから普通に同数のクエリを発行する場合と比較して、クライアントとサーバとの間のネットワーク負荷の軽減する効果や処理速度の向上を期待することができます。
利用者は、通常のクエリを発行する代わりに、データベース管理システム内のストアドプロシージャを呼び出すことによって目的の処理を実行させることができます。クライアントからサーバに対してのストアドプロシージャ1回の要求で、データベースに複数のクエリを発行することができるので、クライアントから普通に同数のクエリを発行する場合と比較して、クライアントとサーバとの間のネットワーク負荷の軽減する効果や処理速度の向上を期待することができます。
- 2相コミットメントは、コミットを2つの段階に分けて行うことで、分散データベース環境におけるトランザクションの原子性・一貫性を保証する手法です。
- グループコミットメントは、ディスクに対する書込み性能を向上するために、複数のトランザクションのコミット(ログ)をまとめてディスクに書き出す仕組みです。
- マルチスレッドは、1つのプロセス内に同時並行的かつ非同期で実行する単位を複数作ることで、処理を高速に実行する仕組みです。
- ストアドプロシージャは、よく使われるデータベース操作をひとまとめにしてデータベース管理システム上に保存したものです。
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