平成27年春期試験問題 午前問39
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解説
「暗号化と復号とで同じ鍵を使用する」という記述から、共通鍵暗号方式であることがわかります。共通鍵暗号方式であるのはAESのみです。
- 正しい。AES(Advanced Encryption Standard)は、米国政府標準暗号として2000年に規格化された共通鍵暗号方式です。暗号化と復号に同じ鍵を使用するため設問の条件を満たします。
- Public Key Infrastructureの略で公開鍵基盤のことです。暗号方式ではないため不適切です。
- RSAは、桁数が大きい合成数の素因数分解が困難であるという数学的性質を安全性の根拠とした公開鍵暗号方式です。公開鍵暗号方式なので、暗号化と復号に異なる鍵を使用します。
- SHA-256は、入力値をもとに256ビットのハッシュ値を生成するハッシュアルゴリズムです。ハッシュ化は一方向性の変換であり、ハッシュ値から元のデータへの復号ができないため不適切です。
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