基本情報技術者 試験情報＆徹底解説 -新制度に完全対応-

平成27年春期 午後問7の設問2のdの解説で気づいたことです。

解説では平成29年度および平成30年度の現在価値をそれぞれ3,486、3,150と計算し、A案のNPVを
－14,600＋3,822＋3,486＋3,150＋2,856＋2,604＝1,318(万円)
と、計算ミスをしがちな計算をしていますが、このような計算をする必要はありません。

問題文に、要求分析の結果を反映させる前の前の評価は、A案のNPVが818万円と書いてあります。要求分析をした結果、平成27年度のキャッシュアウトが15,100万円から14,600万円へと500万円減ることを利用すると、NPVは818万円から500万円増えて1,318万円、と計算する方が計算量が少なくて済みます。