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平成24年秋期午後問2設問1 [3398]
こどおじさん(No.1)
https://www.fe-siken.com/kakomon/24_aki/pm02.html
設問1cに関して、解答が電話番号になる理由がわかりません。取引先コードが統一されればその他項目も一意に定まらないのでしょうか。
設問1cに関して、解答が電話番号になる理由がわかりません。取引先コードが統一されればその他項目も一意に定まらないのでしょうか。
2021.06.15 11:20
かなさん(No.2)
★FE ブロンズマイスター
おそらく問題の意図するところが正確につかめていないのだと思います。
前提として、この設問は次のようなことをしたいという問題です。
X事業部のデータ
取引先コード 社名 所在地 電話番号
XK001 情報商事株式会社 東京都文京区桜坂2-28 03-1111-2222
XK002 (株)情報商事 神奈川県横浜市大湊1-5 045-987-6543
Y事業部のデータ
取引先コード 社名 所在地 電話番号
0008 情報商事 新宿区青葉2丁目1番地 03-1234-5678
0105 情報商事(株) 文京区桜坂2丁目28番 03-1111-2222
↓
統合後データ
取引先コード 社名 所在地 電話番号
XK001 情報商事株式会社 東京都文京区桜坂2-28 03-1111-2222
XK002 (株)情報商事 神奈川県横浜市大湊1-5 045-987-6543
0008 情報商事 新宿区青葉2丁目1番地 03-1234-5678
※取引先コードを新しく振り直す作業は、別問題です。
ここで、「東京都文京区桜坂2-28」(または「文京区桜坂2丁目28番」)にある「情報商事株式会社」(または「情報商事(株)」)は、住所や電話番号を見るに、微妙な記法は異なりますが、同じ会社を指し示しているように見えます。こうしたデータに気を配らずに単純にUNIONすると、
取引先コード 社名 所在地 電話番号
XK001 情報商事株式会社 東京都文京区桜坂2-28 03-1111-2222
XK002 (株)情報商事 神奈川県横浜市大湊1-5 045-987-6543
0008 情報商事 新宿区青葉2丁目1番地 03-1234-5678
0105 情報商事(株) 文京区桜坂2丁目28番 03-1111-2222
のようになってしまいます。このとき、取引先コード「XK001」の情報商事株式会社のデータを変更しても、取引先コード「0105」の情報商事(株)のデータが更新されないので、トラブルに発展してしまうかもしれない。だから、こうした“内容の重複”を防ぐために、「名寄せ」をしましょうということです。
内容が重複しているかを見るためには、そのテーブル中で表記が変わらない項目を使って、両方のテーブル中にその項目があるかを確認すればよいです。つまり、「X事業部の取引先表.???=Y事業部の取引先表.???」であるときに同じ組織を示しているのだと判断できる「???」を探せばいいわけです。
「社名」は、「株式会社」を省いたり、「(株)」と略記するケースで差異があるので、使えません。
「所在地」も「n-n」形式と「n丁目n番」形式があるため、使えません。
「取引先コード」は、X事業部・y事業部で独自に割り振っているため、使えません。
唯一「電話番号」だけが、両方のテーブルで同じように表記しているのです。
そのため、電話番号が等しいレコードについては同一の会社を示していると判断できます。
前提として、この設問は次のようなことをしたいという問題です。
X事業部のデータ
取引先コード 社名 所在地 電話番号
XK001 情報商事株式会社 東京都文京区桜坂2-28 03-1111-2222
XK002 (株)情報商事 神奈川県横浜市大湊1-5 045-987-6543
Y事業部のデータ
取引先コード 社名 所在地 電話番号
0008 情報商事 新宿区青葉2丁目1番地 03-1234-5678
0105 情報商事(株) 文京区桜坂2丁目28番 03-1111-2222
↓
統合後データ
取引先コード 社名 所在地 電話番号
XK001 情報商事株式会社 東京都文京区桜坂2-28 03-1111-2222
XK002 (株)情報商事 神奈川県横浜市大湊1-5 045-987-6543
0008 情報商事 新宿区青葉2丁目1番地 03-1234-5678
※取引先コードを新しく振り直す作業は、別問題です。
ここで、「東京都文京区桜坂2-28」(または「文京区桜坂2丁目28番」)にある「情報商事株式会社」(または「情報商事(株)」)は、住所や電話番号を見るに、微妙な記法は異なりますが、同じ会社を指し示しているように見えます。こうしたデータに気を配らずに単純にUNIONすると、
取引先コード 社名 所在地 電話番号
XK001 情報商事株式会社 東京都文京区桜坂2-28 03-1111-2222
XK002 (株)情報商事 神奈川県横浜市大湊1-5 045-987-6543
0008 情報商事 新宿区青葉2丁目1番地 03-1234-5678
0105 情報商事(株) 文京区桜坂2丁目28番 03-1111-2222
のようになってしまいます。このとき、取引先コード「XK001」の情報商事株式会社のデータを変更しても、取引先コード「0105」の情報商事(株)のデータが更新されないので、トラブルに発展してしまうかもしれない。だから、こうした“内容の重複”を防ぐために、「名寄せ」をしましょうということです。
内容が重複しているかを見るためには、そのテーブル中で表記が変わらない項目を使って、両方のテーブル中にその項目があるかを確認すればよいです。つまり、「X事業部の取引先表.???=Y事業部の取引先表.???」であるときに同じ組織を示しているのだと判断できる「???」を探せばいいわけです。
「社名」は、「株式会社」を省いたり、「(株)」と略記するケースで差異があるので、使えません。
「所在地」も「n-n」形式と「n丁目n番」形式があるため、使えません。
「取引先コード」は、X事業部・y事業部で独自に割り振っているため、使えません。
唯一「電話番号」だけが、両方のテーブルで同じように表記しているのです。
そのため、電話番号が等しいレコードについては同一の会社を示していると判断できます。
2021.06.15 15:52