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この図1において、cが問われている箇所は既にIPv4に変換された後です。
そのため、NAT64ルータからIPv4のネットワークへ向けた送信では、NAT64ルータのIPv4のIPアドレスが送信元IPアドレスとして設定されます。
NAT64ルータは中継地点です。目的の宛先ではありません。
送信元を秘匿する意味も込めて送信元IPアドレスに設定されることはありますが、宛先(送信先)とはなりません。
TCP/IPのネットワーク層(L3)について御確認された方がよいと思います。
参考までに、下位のデータリンク層(L2)では、その経路内でNAT64ルータのMACアドレスが宛先として設定されるので、その場合と混同されていないでしょうか?
令和元年秋期午後問4 [4220]
あいさん(No.1)
https://www.fe-siken.com/kakomon/01_aki/pm04.html
設問2のdについて質問があります。
dを「fc00::1」にして間違えました。
設問2の図1のipv6パケットの宛先IPアドレスは、どうしてNAT64ルータのipv6のIPアドレスになっていないのでしょうか
設問2のdについて質問があります。
dを「fc00::1」にして間違えました。
設問2の図1のipv6パケットの宛先IPアドレスは、どうしてNAT64ルータのipv6のIPアドレスになっていないのでしょうか
2022.05.06 12:28
y4 kさん(No.2)
★FE ブロンズマイスター
まず、スレ主の選択したのは、NAT64ルータのIPアドレス(IPv6)です。
ですが、IPv6機器が受信するパケットの送信元IPアドレスはIPv4機器のIPアドレスでなければなりません。しかも、IPv6とIPv4に互換性がないので、IPv4のIPアドレスをIPv6に変換して設定する必要があります。
まず、設問2の(1)の以下の記述に注目します。
ついで、図1の以下の注記にも注目します。
ここから、IPv4機器のIPアドレスをIPv6に変換する際に、先ずプレフィクスを付加します。
また、192を16進で表すとc0, 168を16進で表すとa8,0と2はそのままです。
これらから選択肢カ(64:ff9b::c0a8:2)が答えになります。
ですが、IPv6機器が受信するパケットの送信元IPアドレスはIPv4機器のIPアドレスでなければなりません。しかも、IPv6とIPv4に互換性がないので、IPv4のIPアドレスをIPv6に変換して設定する必要があります。
まず、設問2の(1)の以下の記述に注目します。
>IPv4アドレスのIPv6アドレス表現は,当該IPv4アドレスを示す4バイトの前に,あらかじめ決められた12バイトのプレフィクスを付加したものである。
ついで、図1の以下の注記にも注目します。
> 注記 プレフィクスは, 64:ff9b:0:0:0:0とする
ここから、IPv4機器のIPアドレスをIPv6に変換する際に、先ずプレフィクスを付加します。
また、192を16進で表すとc0, 168を16進で表すとa8,0と2はそのままです。
これらから選択肢カ(64:ff9b::c0a8:2)が答えになります。
2022.05.06 13:01
あいさん(No.3)
ありがとうございます!
わかりました。
追加で質問なのですが、
では、なぜcはIPv6機器である「fc00::2」にならないのですか?
わかりました。
追加で質問なのですが、
では、なぜcはIPv6機器である「fc00::2」にならないのですか?
2022.05.06 13:37
あいさん(No.4)
この投稿は投稿者により削除されました。(2022.05.06 13:43)
2022.05.06 13:43
あいさん(No.5)
もう1つお聞きしたいのですが、
初歩的な質問で申し訳ありません。
設問2の説明に
「カッコ2:IPv6機器は,入手したIPアドレスに宛ててIPv6のパケットを送信する」
「カッコ3:(2)のパケットがIPv4機器向けならば,当該パケットとその返信パケットは,NAT64の機能をもつルータ(以下,NAT64ルータという)が受信する」
とありますが、NAT64ルータへの宛先はどこに含まれるのですか?
初歩的な質問で申し訳ありません。
設問2の説明に
「カッコ2:IPv6機器は,入手したIPアドレスに宛ててIPv6のパケットを送信する」
「カッコ3:(2)のパケットがIPv4機器向けならば,当該パケットとその返信パケットは,NAT64の機能をもつルータ(以下,NAT64ルータという)が受信する」
とありますが、NAT64ルータへの宛先はどこに含まれるのですか?
2022.05.06 13:43
y4 kさん(No.6)
★FE ブロンズマイスター
>追加で質問なのですが、
>では、なぜcはIPv6機器である「fc00::2」にならないのですか?
この図1において、cが問われている箇所は既にIPv4に変換された後です。
そのため、NAT64ルータからIPv4のネットワークへ向けた送信では、NAT64ルータのIPv4のIPアドレスが送信元IPアドレスとして設定されます。
>設問2の説明に
>(途中省略)
>とありますが、NAT64ルータへの宛先はどこに含まれるのですか?
NAT64ルータは中継地点です。目的の宛先ではありません。
送信元を秘匿する意味も込めて送信元IPアドレスに設定されることはありますが、宛先(送信先)とはなりません。
TCP/IPのネットワーク層(L3)について御確認された方がよいと思います。
参考までに、下位のデータリンク層(L2)では、その経路内でNAT64ルータのMACアドレスが宛先として設定されるので、その場合と混同されていないでしょうか?
2022.05.06 14:13
あいさん(No.7)
何度もありがとうございました!
ようやくなんとなく理解できました…。
ようやくなんとなく理解できました…。
2022.05.06 14:41
y4 kさん(No.8)
★FE ブロンズマイスター
この投稿は投稿者により削除されました。(2022.05.06 14:56)
2022.05.06 14:56
y4 kさん(No.9)
★FE ブロンズマイスター
訂正します。
IPv6機器 → IPv4機器の通信の場合
本来は、送信元:IPv6機器のIPアドレス, 送信先:IPv4機器のIPアドレスです。
しかし、直接やりとりできないこともありNAT64ルータを中継します。
その時に、セキュリティ(本来のIPv6機器を秘匿する)から送信元をNAT64ルータとします。
IPv6機器←IPv4機器
上記の通信に対する応答です。
本来なら送信先:IPv6機器のIPアドレス, 送信元:IPv4機器のIPアドレスですが、
IPv4機器にはNAT64ルータのみが見えてます。
そこで、IPv4機器はNAT64のIPv4のIPアドレスを宛先として送信します。(ここで設定される)
その後、NAT64ルータは受信パケットを本来の宛先(IPv6機器のIPアドレス)に変換してIPv6機器ヘ送信します。
なので、途中のNAT64ルータ←IPv4機器の間でのみNAT64のIPアドレスが宛先として設定されます。
IPv6機器 → IPv4機器の通信の場合
本来は、送信元:IPv6機器のIPアドレス, 送信先:IPv4機器のIPアドレスです。
しかし、直接やりとりできないこともありNAT64ルータを中継します。
その時に、セキュリティ(本来のIPv6機器を秘匿する)から送信元をNAT64ルータとします。
IPv6機器←IPv4機器
上記の通信に対する応答です。
本来なら送信先:IPv6機器のIPアドレス, 送信元:IPv4機器のIPアドレスですが、
IPv4機器にはNAT64ルータのみが見えてます。
そこで、IPv4機器はNAT64のIPv4のIPアドレスを宛先として送信します。(ここで設定される)
その後、NAT64ルータは受信パケットを本来の宛先(IPv6機器のIPアドレス)に変換してIPv6機器ヘ送信します。
なので、途中のNAT64ルータ←IPv4機器の間でのみNAT64のIPアドレスが宛先として設定されます。
2022.05.06 14:58