基本情報技術者 試験情報＆徹底解説 -新制度に完全対応-

C言語の構造体を完璧に理解できていない前提ですが、構造体block_infoと構造体train_infoがあります。
分からないのは、それぞれの構造体メンバーの中にお互いの一方の構造体宣言をしているせいで、どこまで構造体の実体があるのか全体像が掴めません。
頭の中では、
block_infoの中にtrain-infoがあって、train_infoの中にblock_infoがあって、、、、と無限ループになっており、どこまで続くねんとなっています。
構造体の実態はどのように表現することができますか？

https://www.fe-siken.com/kakomon/30_aki/pm09.html

の図１の実体は、区間が0～8、列車が0～4ですから、次のような配列になります。

区間[] blocks[]
＋―＋―＋―＋―＋―＋―＋―＋―＋―＋
｜  ｜  ｜  ｜  ｜  ｜  ｜  ｜  ｜  ｜
＋―＋―＋―＋―＋―＋―＋―＋―＋―＋

列車[] 
＋―＋―＋―＋―＋―＋
｜  ｜  ｜  ｜  ｜  ｜
＋―＋―＋―＋―＋―＋

上図ではたった１つの
＋―＋
｜  ｜
＋―＋
で描いている要素の中身が、block_info型の構造体だったり、train_info型の構造体だったりするわけです。

各要素の中身を図示するとこんな感じ。

区間[0]
＋―――――――――――＋
｜ 列車[4]を指すポインタ｜
＋―――――――――――＋―――――――――――＋
｜ 区間[2]を指すポインタ｜    ＮＵＬＬポインタ  ｜
＋―――――――――――＋―――――――――――＋
｜    赤を表す定数値    ｜
＋―――――――――――＋

区間[1]
＋―――――――――――＋
｜ 列車[3]を指すポインタ｜
＋―――――――――――＋―――――――――――＋
｜ 区間[2]を指すポインタ｜    ＮＵＬＬポインタ  ｜
＋―――――――――――＋―――――――――――＋
｜    赤を表す定数値    ｜
＋―――――――――――＋

区間[2]
＋―――――――――――＋
｜    ＮＵＬＬポインタ  ｜
＋―――――――――――＋―――――――――――＋
｜ 区間[3]を指すポインタ｜    ＮＵＬＬポインタ  ｜
＋―――――――――――＋―――――――――――＋
｜    緑を表す定数値    ｜
＋―――――――――――＋

区間[3]
＋―――――――――――＋
｜ 列車[2]を指すポインタ｜
＋―――――――――――＋―――――――――――＋
｜ 区間[4]を指すポインタ｜ 区間[4]を指すポインタ｜
＋―――――――――――＋―――――――――――＋
｜    赤を表す定数値    ｜
＋―――――――――――＋
（以降、省略）


列車[0]
＋―――――――――――＋
｜  ０                  ｜
＋―――――――――――＋
｜ 区間[8]を指すポインタ｜
＋―――――――――――＋

列車[1]
＋―――――――――――＋
｜  １                  ｜
＋―――――――――――＋
｜ 区間[5]を指すポインタ｜
＋―――――――――――＋
（以降、省略）


> block_info【※1】の中にtrain-infoがあって、
> train_infoの中にblock_info【※2】があって、、、、
> と無限ループになっており、どこまで続くねんとなっています。

という文の中の【※1】と【※2】は同じ実体であり自分から自分に戻って来ているのではなく、

区間[0]【※1】の中に、区間[2]【※2】を指すポインタがあって

というように、そのデータ型（構造体）が同じなだけで、別の実体を指しています。

自分でも実際にblock[x]とtrain[y]という形で，実際にxとyに数字を入れてみました．
納得できました．block_infoの中にtrain_info，そしてtrain_infoの中にblock_infoは存在しましたが，実際に当てはめてみると無限ループしているわけではないことが分かりました．
block[0]のメンバtrainは区間0にいる列車4のポインタを指していて，
その列車4の構造体の中のblock_infoは終着するblock[8]のポインタが入っているだけ．（←型が同じなだけでループしている訳ではない）
そのblock_infoなblock[8]には区間8にいる列車０のポインタが入ってて・・・・
というように，ある意味無限につながってそうですが，
実体はその区間とそこにいる列車のポインタ，次区間のポインタ，ここの区間の信号
で一つのくくりなんですね．
やっと理解できました．ありがとうございます。