応用数学 (全50問中33問目)
No.33
N個の観測値の和S(ただし,S>0)を求め平均値を算出する。平均値は,小数部を四捨五入して整数値で求めるとしたとき,正しい式はどれか。ここで,/は除算,[X] はX以下で最大の整数とする。
出典:平成19年春期 問5
- [(S+0.5)/N]
- [(S-1)/N]+1
- [S/N+0.5]
- [S/N]+1
- [出題歴]
- 基本情報技術者 H14春期 問5
- 基本情報技術者 H21秋期 問1
分類
テクノロジ系 » 基礎理論 » 応用数学
正解
ウ
解説
通常平均値を求めるには、観測値の和÷観測値の個数(S/N)となるのですが、平均値を四捨五入して整数値で求めるので計算に工夫が必要になります。具体的には小数第1位を四捨五入して、整数値で求めるということなので、小数部分が5以上の時は切り上げ、4以下は切り下げの処理を行うことが求められます。
このようなことを行うには普通に計算された平均値(S/N)に0.5を足してから小数部分を切り捨てます。これにより四捨五入と同様の効果を得ることができます。
例)小数第1位が 6, 5, 4の場合
2.6+0.5=3.1 (小数部分を切り捨て)→ 3
2.5+0.5=3
2.4+0.5=2.9 (小数部分を切り捨て)→ 2
上の例を見ると四捨五入が行われ、整数での解になることが確認できます。
このようなことを行うには普通に計算された平均値(S/N)に0.5を足してから小数部分を切り捨てます。これにより四捨五入と同様の効果を得ることができます。
例)小数第1位が 6, 5, 4の場合
2.6+0.5=3.1 (小数部分を切り捨て)→ 3
2.5+0.5=3
2.4+0.5=2.9 (小数部分を切り捨て)→ 2
上の例を見ると四捨五入が行われ、整数での解になることが確認できます。