ネットワーク応用 (全24問中16問目)
No.16
Webサーバに対するアクセスがどのPCからのものであるかを識別するために,Webサーバの指示によってブラウザにユーザー情報などを保存する仕組みはどれか。
出典:平成19年秋期 問36
- CGI
- cookie
- SSL
- URL
- [出題歴]
- 初級シスアド H21春期 問18
分類
テクノロジ系 » ネットワーク » ネットワーク応用
正解
イ
解説
cookie(クッキー)とは、HTTPの仕様のひとつで、Webサーバの指示によってユーザー情報などをクライアント端末(Webブラウザ)に保存しておく仕組みです。利用者のログイン情報やセッションIDを保存するためや、フォームの自動入力、ショッピングカートの管理、広告のターゲティングなどの場面で使われています。
WebサーバとWebブラウザは、次のような手順で情報を共有します。
WebサーバとWebブラウザは、次のような手順で情報を共有します。
- Webサーバは保存したい情報を、HTTPのレスポンスヘッダーに含めて送信する
- HTTPレスポンスを受信したWebブラウザは、cookieの情報をWebブラウザの記憶領域に保存する
- Webブラウザは、同じWebサイトに再アクセスするとき、そのWebサイトから受信したcookieの情報をHTTPリクエストヘッダーに含めて送信する
- Webサーバは、HTTPリクエストに含まれるcookieの情報を参照する
- Common Gateway Interfaceの略。クライアントの要求に応じて、インタラクティブな(動的な)Webページを提供する仕組みです。電子掲示板やアクセスカウンタなどがCGIの技術を使ったコンテンツです。
- 正しい。cookieは、Webサーバが指定した情報をクライアント端末(Webブラウザ)に保存しておく仕組みです。
- Secure Sockets Layerの略。TLSの前身となった規格で、暗号技術やハッシュ関数をもちいて、改ざん検知、サーバ/クライアント認証、暗号化通信などの機能を提供するセキュアプロトコルです。
- Uniform Resource Locatorの略。インターネット上のリソース(資源)を特定するための形式的な記号の並びであり、プロトコル名、ホスト名、パス名などを指定することで、インターネット上のデータやサービスの場所を指定します。