ネットワーク方式 (全43問中39問目)

No.39

符号化速度が64kビット/秒の音声データ1.2Mバイトを,通信速度が48kビット/秒のネットワークを用いてダウンロードしながら途切れることなく再生するためには,再生開始前に最低何秒分のデータのバッファリングが必要か。
  • 50
  • 150
  • 200
  • 350
  • [出題歴]
  • 基本情報技術者 H26秋期 問31
  • 基本情報技術者 H29秋期 問31

分類

テクノロジ系 » ネットワーク » ネットワーク方式

正解

解説

音声データサイズを符号化速度で割ると再生時間がわかります。音声データ1.2Mバイト、符号化速度は64kビット/秒と単位がビット・バイトで異なるので、どちらかに合わせて計算します。ここでは符号化速度の方を「64kビット÷8ビット=8kバイト」とバイト単位に直します。

 1.2[Mバイト]÷8[kバイト]
=1,200[kバイト]÷8[kバイト]
=150[秒]

この計算により再生時間150秒相当の音声データであるとわかります。

次に音声データサイズを通信速度で割って、ダウンロードに要する時間を求めます。音声データサイズは1.2Mバイト、ネットワークの通信速度は48kビット/秒(=6kバイト/秒)なので、ダウンロードに要する時間は、

 1.2[Mバイト]÷6[kバイト]
=1,200[kバイト]÷6[kバイト]
=200[秒]

再生時間よりダウンロード時間が長い状態ではデータの転送が遅れ、再生途中で停止してしまうことになるため、再生開始前にある程度のデータをバッファリング(一時的に蓄えておく処理)する必要が生じます。再生時間と転送時間の差は50秒なので、この差分である50秒分のデータをあらかじめ蓄えた状態で再生を開始し、再生しながらデータをダウンロードすれば、最後まで途切れずに再生が行われることになります。

したがって「ア」が適切です。

符号化速度は、アナログデータをデジタルデータに変換するに当たり、単位時間当たり何ビットで記録するかを示します。
© 2010-2024 基本情報技術者試験ドットコム All Rights Reserved.

Pagetop