データ通信と制御 (全58問中39問目)
No.39
ネットワーク機器の一つであるスイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)の機能として,適切なものはどれか。
出典:平成19年秋期 問58
- LANポートに接続された端末に対して,IPアドレスの動的な割当てを行う。
- 受信したパケットを,あて先MACアドレスが存在するLANポートだけに転送する。
- 受信したパケットを,すべてのLANポートに転送(ブロードキャスト)する。
- 受信したパケットを,ネットワーク層で分割(フラグメンテーション)する。
- [出題歴]
- 初級シスアド H14春期 問8
- 初級シスアド H15秋期 問5
- 基本情報技術者 H24秋期 問35
- 基本情報技術者 H29秋期 問32
分類
テクノロジ系 » ネットワーク » データ通信と制御
正解
イ
解説
スイッチングハブは、OSI基本参照モデルのデータリンク層で動作し、通過するデータフレームの宛先MACアドレスを見てデータフレームを適切な送信ポートに転送する機能を有する機器です。データリンク層はOSI基本参照モデルにおいて第2層に位置するため、レイヤ2スイッチとも呼ばれます。
スイッチングハブは、内部にMACアドレスとネットワーク内のノードの対応を記録したMACアドレステーブルを保持していて、これを基にデータフレームの転送を行います。スイッチングハブと同様にデータリンク層で動作する機器にブリッジがありますが、ブリッジがソフトウェアで宛先制御を行うのに対して、スイッチングハブはハードウェア機構によって宛先制御を行うためより高速に動作するという違いがあります。
ルータとの違いは転送制御がIPアドレスではなくMACアドレスに基づいて行われること、リピータとの違いは全てのポートに転送するのではなく、宛先を見て必要なポートにだけ転送する点です。
スイッチングハブは、内部にMACアドレスとネットワーク内のノードの対応を記録したMACアドレステーブルを保持していて、これを基にデータフレームの転送を行います。スイッチングハブと同様にデータリンク層で動作する機器にブリッジがありますが、ブリッジがソフトウェアで宛先制御を行うのに対して、スイッチングハブはハードウェア機構によって宛先制御を行うためより高速に動作するという違いがあります。
ルータとの違いは転送制御がIPアドレスではなくMACアドレスに基づいて行われること、リピータとの違いは全てのポートに転送するのではなく、宛先を見て必要なポートにだけ転送する点です。
- DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)が提供する機能です。
- 正しい。スイッチングハブの機能です。
- ハブ(リピータハブ)の説明です。
- ルータ(レイヤ3スイッチ)の説明です。