情報セキュリティ対策 (全57問中2問目)

No.2

図のような構成と通信サービスのシステムにおいて,Webアプリケーションの脆弱性対策のためのWAFの設置場所として,最も適切な箇所はどこか。ここで,WAFには通信を暗号化したり,復号したりする機能はないものとする。
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  • a
  • b
  • c
  • d
  • [出典]
  • 基本情報技術者 R5 問10

分類

テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ対策

正解

解説

WAF(Web Application Firewall)は、通過するパケットのIPアドレスやポート番号だけでなくペイロード部(データ部分)をチェックすることで、Webアプリケーションに対するこれらの攻撃を検知し、遮断することが可能なファイアウォールです。

WAFは「パターンマッチング」や「HTTPヘッダーの検証」などによって不正な通信を検知しますが、HTTPS通信が行われている経路上のパケットは暗号化されていてペイロード部分を見ることができないため、これらの検知手法が使えません。このため、HTTPSで通信が行われている「a」と「b」は設置場所として不適切です。

そして、WAFによる不正アクセスの検知・遮断は、Webアプリケーションによって処理が実行される前に行われる必要があるので「d」は不適切です。

したがって適切な設置場所は「c」しかありません。

【参考】
SSLアクセラレータは、SSL/TLS通信におけるパケットの暗号化と復号を高速に行う専用のハードウェアで、Webサーバの処理負荷を軽減する目的で設置されます。
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