セキュリティ実装技術 (全38問中28問目)
No.28
利用者情報を管理するデータベース(利用者データベース)がある。利用者データベースを検索し,検索結果を表示するアプリケーションに与えるデータベースのアクセス権限として,セキュリティ管理上適切なものはどれか。ここで,権限の範囲は次のとおりとする。
〔権限の範囲〕
参照権限:利用者データベースのレコードの参照が可能
更新権限:利用者データベースへのレコードの登録,変更,削除が可能
管理者権限:利用者データベースのテーブルの参照,登録,変更,削除が可能
〔権限の範囲〕
参照権限:利用者データベースのレコードの参照が可能
更新権限:利用者データベースへのレコードの登録,変更,削除が可能
管理者権限:利用者データベースのテーブルの参照,登録,変更,削除が可能
出典:平成21年秋期 問43
- 管理者権限
- 更新権限
- 参照権限
- 参照権限と更新権限
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » セキュリティ実装技術
正解
ウ
解説
セキュリティ上アクセス権限は、情報資産にアクセスする人間、プロセス、プログラム等に対して、常に必要最低限の権限のみを付与するという「最小権限の原則」の考え方に基づいて設定する必要があります。
データベースにアクセスするアプリケーションは、データベースの内容を参照して検索結果を表示するだけの目的ですので、登録や変更及び削除の権限は必要ありません。したがって「最小権限の原則」をもとに考えると、このアプリケーションに与える権限は、参照権限のみとするのが適切であることになります。
データベースにアクセスするアプリケーションは、データベースの内容を参照して検索結果を表示するだけの目的ですので、登録や変更及び削除の権限は必要ありません。したがって「最小権限の原則」をもとに考えると、このアプリケーションに与える権限は、参照権限のみとするのが適切であることになります。