ソフトウェア方式設計・詳細設計 (全58問中32問目)
No.32
オブジェクト指向において,属性と振る舞いを一つにまとめた構造にすることを何というか。
出典:平成22年秋期 問46
- カプセル化
- クラス化
- 集約化
- 汎化
分類
テクノロジ系 » システム開発技術 » ソフトウェア方式設計・詳細設計
正解
ア
解説
オブジェクト指向におけるカプセル化(情報隠ぺい)とは、オブジェクトの独立性を高めるため、内部をブラックボックス化することです。オブジェクトのデータとそれに対する操作をセットで定義し、外部からは特定の手続きだけの使用を許すことで実現します。この概念によって、たとえオブジェクト内部の仕様変更があった場合でも、使う人はそれを気にすることなく以前と同様にオブジェクトを扱えます。
したがって「ア」が正解です。
したがって「ア」が正解です。
- 正しい。
- クラス化とは、いくつかのオブジェクトに共通する性質や手続きを抜き出し、一般化したオブジェクトの定義情報と言えます。
- 集約は、クラス間の関係を表す言葉で、上位クラスを構成する下位クラスをまとめることです。車を例にすると、車の部品であるエンジン・タイヤ・ハンドルなどの下位クラスを集約すると上位クラスの車になるといった関係になります。
- 汎化とは、クラス間の関係を表す言葉で、下位クラスに共通する属性をまとめて上位クラスを定義することです。車の例だと、普通自動車・トラック・バスなどの下位クラスに共通する属性を抜き出し、車という上位クラスを定義することです。