ソフトウェア方式設計・詳細設計 (全58問中51問目)
No.51
オブジェクト指向における,開かれた(ホワイトボックス型)再利用とは,基底クラスに対して,サブクラスを作ることによって,基底クラスのデータや機能を再利用することである。この方式のオブジェクト指向の再利用技術に関する記述のうち,適切なものはどれか。
出典:平成18年春期 問40
- 基底クラスで定義したデータが保護されるので,安全性の高いプログラムが開発できる。
- 基底クラスで定義したデータや機能に対する差異をサブクラスに記述すればよく,開発効率が良い。
- 基底クラスの変更は,サブクラスに影響しない。
- 基底クラスを複数のアプリケーション開発に利用することはできるが,そのサブクラスを再利用することはできない。
分類
テクノロジ系 » システム開発技術 » ソフトウェア方式設計・詳細設計
正解
イ
解説
- サブクラスでは基底クラスのデータを再定義して仕様を追加することもできるため誤りです。
- 正しい。差分プログラミングでは、基底クラスと共通した部分の定義は不要で、付加する部分のみの定義だけでよいためプログラミングの効率が向上します。
- 基底クラスの変更は、すべてのサブクラスに影響します。
- サブクラスを基底クラスとしてさらにそのサブクラスを作成したり再利用することができます。