要件定義 (全18問中3問目)
No.3
UMLの図のうち，業務要件定義において，業務フローを記述する際に使用する，処理の分岐や並行処理，処理の同期などを表現できる図はどれか。
出典：令和2年免除 問65
- アクティビティ図
- クラス図
- 状態遷移図
- ユースケース図
- [出典]
- 午前免除試験 R2-1月 問65
- 応用情報技術者 R4 問66と同題
分類
ストラテジ系 » システム企画 » 要件定義
正解
ア
解説
アクティビティ図は、ビジネスプロセスの流れやプログラムの制御フローのような一連の手続きを可視化できる図です。フローチャートのUML版と言えるでしょう。フローチャートと似た表記法で処理の流れを記述できるほか、処理の分岐やマージ、並行処理のフォークやジョイン、タイマ制御や例外処理なども表現できるようになっています。
試験問題においてはアクティビティ図の特徴を以下のように表現しています。
試験問題においてはアクティビティ図の特徴を以下のように表現しています。
- ある振る舞いから次の振る舞いへの制御の流れを表現する
- 多くの並行処理を含むシステムの、オブジェクトの振る舞いが記述できる
- 現実のビジネスプロセスで生じる並行処理が表現できる
- 正しい。アクティビティ図は、並行処理を含む一連の業務フローを記述する図です。
- クラス図は、クラス、属性、クラス間の関係からシステムを記述する静的な構造図です。
- 状態遷移図は、時間の経過や状況の変化に応じて状態が変わるようなシステムの振る舞いを記述するときに適した図です。
- ユースケース図は、システムに要求される機能をユーザーの視点から示した図です。ユーザー要件のモデリングに使用されます。