メモリ (全77問中29問目)
No.29
主記憶のアクセス時間が60ナノ秒,キャッシュメモリのアクセス時間が10ナノ秒であるシステムがある。キャッシュメモリを介して主記憶にアクセスする場合の実効アクセス時間が15ナノ秒であるとき,キャッシュメモリのヒット率は幾らか。
出典:平成24年秋期 問10
- 0.1
- 0.17
- 0.83
- 0.9
- [出題歴]
- 応用情報技術者 R6春期 問10
- 基本情報技術者 H19春期 問20
- 基本情報技術者 H23特別 問11
- 基本情報技術者 H26春期 問10
分類
テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » メモリ
正解
エ
解説
実効アクセス時間は、CPUがメモリからデータを1回取得するのに要する平均時間です。
キャッシュメモリが配置されている場合、CPUはまずキャッシュメモリに目的のデータがあるかないかを探します。キャッシュメモリにデータが存在する場合にはキャッシュメモリにアクセスし、存在しなかった場合には主記憶にアクセスすることになるので、実効アクセス時間は次のように定式化することができます。
(キャッシュメモリのアクセス時間×ヒット率)+主記憶のアクセス時間×(1-ヒット率)
設問では実効アクセス時間がわかっているので、ヒット率を求める解とした方程式を立てれば求めることができます。ここではヒット率を"N"としています。
(10×N)+(60×(1-N))=15
10N+60-60N=15
-50N=-45
N=0.9
キャッシュメモリのヒット率Nは0.9なので「エ」が正解です。
キャッシュメモリが配置されている場合、CPUはまずキャッシュメモリに目的のデータがあるかないかを探します。キャッシュメモリにデータが存在する場合にはキャッシュメモリにアクセスし、存在しなかった場合には主記憶にアクセスすることになるので、実効アクセス時間は次のように定式化することができます。
(キャッシュメモリのアクセス時間×ヒット率)+主記憶のアクセス時間×(1-ヒット率)
設問では実効アクセス時間がわかっているので、ヒット率を求める解とした方程式を立てれば求めることができます。ここではヒット率を"N"としています。
(10×N)+(60×(1-N))=15
10N+60-60N=15
-50N=-45
N=0.9
キャッシュメモリのヒット率Nは0.9なので「エ」が正解です。