メモリ (全77問中37問目)
No.37
メモリインターリーブの説明はどれか。
出典:平成23年特別 問12
- CPUと磁気ディスク装置との間に半導体メモリによるデータバッファを設けて,磁気ディスクアクセスの高速化を図る。
- 主記憶のデータの一部をキャッシュメモリにコピーすることによって,CPUと主記憶とのアクセス速度のギャップを埋め,メモリアクセスの高速化を図る。
- 主記憶へのアクセスを高速化するため,アクセス要求,データの読み書き及び後処理が終わってから,次のメモリアクセスの処理に移る。
- 主記憶を複数の独立したグループに分けて,各グループに交互にアクセスすることによって,主記憶へのアクセスの高速化を図る。
- [出題歴]
- 応用情報技術者 R2秋期 問9
- 応用情報技術者 H21春期 問11
- 応用情報技術者 H29秋期 問9
分類
テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » メモリ
正解
エ
解説
メモリインターリーブは、物理上はひとつである主記憶領域を、同時アクセス可能な複数の論理的な領域(バンク)に分け、それぞれのバンクに対してデータの読み書きを並列で行うことにより、メモリアクセスの高速化を図る技術です。メモリインターリーブでは、奇数アドレスはバンク1、偶数アドレスはバンク2というように、連続したアドレスを複数のバンクに割り振っていきます。通常は、連続するアドレスに次々とアクセスされることが多いため、見かけ上並列アクセスしているようになり、実効アクセス時間が短くなります。「主記憶に並列アクセス」ときたらメモリインターリーブです。
- ディスクキャッシュの説明です。
- キャッシュメモリの説明です。
- 共有資源であるメモリを保護することを目的とした排他制御の説明です。
- 正しい。メモリインターリーブの説明です。