メモリ (全77問中63問目)
No.63
ECCメモリで,2ビットの誤りを検出し,1ビットの誤りを訂正するために用いるものはどれか。
出典:平成18年春期 問23
- 偶数パリティ
- 垂直パリティ
- チェックサム
- ハミング符号
- [出題歴]
- 応用情報技術者 R2秋期 問10
- 応用情報技術者 H21春期 問12
- 応用情報技術者 H30秋期 問9
- 基本情報技術者 H19秋期 問23
- ソフトウェア開発技術者 H17秋期 問19
- ソフトウェア開発技術者 H19秋期 問7
分類
テクノロジ系 » コンピュータ構成要素 » メモリ
正解
エ
解説
ハミング符号は、情報ビットに検査ビットを付加することで最大2ビットの誤りを検出し、1ビットの誤りを訂正できる手法です。ECCメモリ(Error Check and Correct memory)やRAID2の誤り訂正符号、データ通信などで広く利用されています。エラーの検出にXOR演算を使うことが特徴です。
- 偶数パリティは、データを構成するビット全体の中でビット「1」の数が偶数になるようにパリティビットを付加する方式です。1ビットの誤りを検出することができます。
- 垂直パリティは、データの垂直方向を対象としてパリティビットを付加する方式です。水平方向と組み合わせた垂直水平パリティチェックでは1ビットの誤り位置を特定し訂正できますが、垂直パリティだけでは1ビットの検出のみが可能です。
- チェックサムは、データの合計値を検査用に付加し、データに誤りが生じていないかを検査する方式です。
- 正しい。ハミング符号は、情報ビットに検査ビットを付加することで2ビットまでの誤りを検出し、1ビットの誤りを自動訂正できます。