システムの評価指標 (全76問中33問目)
No.33
アプリケーションの変更をしていないにもかかわらず,サーバのデータベース応答性能が悪化してきたので,表のような想定原因と,特定するための調査項目を検討した。調査項目cとして,適切なものはどれか。
出典:平成25年春期 問17
- 遅い処理の特定
- 外的要因の変化の確認
- キャッシュメモリのヒット率の調査
- データの格納状況の確認
- [出題歴]
- 基本情報技術者 H31春期 問15
分類
テクノロジ系 » システム構成要素 » システムの評価指標
正解
エ
解説
フラグメンテーションは、主記憶やハードディスクのような記憶装置において不連続な未使用領域が生じる現象、またはその生じた領域のことです。
ディスク式の記憶装置でファイルの生成と削除を繰り返していると、記憶領域内に連続した未使用領域が少なくなっていき、ひとつのデータが飛び飛びの領域に記録されていきます。断片化されたファイルを読書きするには、ディスクヘッドを通常より多く動かす必要があるため、非効率的なI/O操作が増加してレスポンスが低下してしまいます。
フラグメンテーションが発生しているか否かを判断するには、ツールなどを用いてディスクの格納状況を調査し、断片化率の確認を行います。
ディスク式の記憶装置でファイルの生成と削除を繰り返していると、記憶領域内に連続した未使用領域が少なくなっていき、ひとつのデータが飛び飛びの領域に記録されていきます。断片化されたファイルを読書きするには、ディスクヘッドを通常より多く動かす必要があるため、非効率的なI/O操作が増加してレスポンスが低下してしまいます。
フラグメンテーションが発生しているか否かを判断するには、ツールなどを用いてディスクの格納状況を調査し、断片化率の確認を行います。
- bの調査項目に該当します。膨大な処理時間を要するSQL文を想定原因とするなら、そのSQL文を遅くしている処理を特定する調査が適切です。
- aの調査項目に該当します。他のシステムによる負荷や利用者増による通信量増加を想定原因とするなら、外的要因の変化を調査することとなります。
- dの調査項目に該当します。データベースバッファの容量が小さいと補助記憶装置との間で入出力が増加し、応答性能が悪くなることがあります。
- 正しい。cの調査項目に該当します。