オペレーティングシステム (全107問中106問目)
No.106
モジュールA~E,共通ルーチンF,Gで構成されるプログラムを図の様なオーバーレイ構造にしたとき,参照が許されるのはどれか。図は,例えばモジュールDの実行時には,主記憶にA,B,Dがロードされることを表している。また,“X→Y”はモジュールXからY内の領域をアクセスすることを表す。
出典:平成16年春期 問41
- B→C
- C→D
- F→A
- G→F
分類
テクノロジ系 » ソフトウェア » オペレーティングシステム
正解
ウ
解説
オーバーレイは、主記憶に格納できない大きいプログラムをいくつかのブロック(セグメント)に分割し、その時の処理に必要なブロックだけを主記憶にロードして実行する方式です。
オーバーレイの名の通り、実行に必要となったモジュールを不必要となったモジュールが存在したのと同じ領域に上書きするため、同じ領域にロードされるモジュール同士の参照はできないことになります。このことに注目すると参照が許されるのはロードされる領域が重なっていないモジュール間だけということになります。
したがって選択肢の参照が許されるモジュール同士は、領域が重なっていない「F→A」のみです。
オーバーレイの名の通り、実行に必要となったモジュールを不必要となったモジュールが存在したのと同じ領域に上書きするため、同じ領域にロードされるモジュール同士の参照はできないことになります。このことに注目すると参照が許されるのはロードされる領域が重なっていないモジュール間だけということになります。
したがって選択肢の参照が許されるモジュール同士は、領域が重なっていない「F→A」のみです。