オペレーティングシステム (全107問中49問目)
No.49
ページング方式の仮想記憶において,ページ置換えアルゴリズムにLRU方式を採用する。主記憶に割り当てられるページ枠が4のとき,ページ1,2,3,4,5,2,1,3,2,6の順にアクセスすると,ページ6をアクセスする時点で置き換えられるページはどれか。ここで,初期状態では主記憶にどのページも存在しないものとする。
出典:平成24年秋期 問19
- 1
- 2
- 4
- 5
- [出題歴]
- 基本情報技術者 H20春期 問27
- 基本情報技術者 H27春期 問20
分類
テクノロジ系 » ソフトウェア » オペレーティングシステム
正解
エ
解説
LRU(Least Recently Used)方式は、ページアウト要求があった場合に、管理している中で「参照されていない時間が最も長いページ」、つまり最後に参照された時刻が最も古いページを置換え対象とするアルゴリズムです。このアルゴリズムにより最近使われたページは主記憶に残り、長い間使われないページは新しいページと入れ替わることになります。最近使われたページはまた近いうちに参照される可能性が高いという予測に基づく置換アルゴリズムです。
主記憶のページ枠は4なので、次のような流れになります。(ページ置き換え処理が発生した箇所は文字色を赤で示しています)
ページ1:1
ページ2:12
ページ3:123
ページ4:1234
ページ5:5234
ページ2:5234
ページ1:5214
ページ3:5213
ページ2:5213
ページ6:6213
最後のページ6のアクセス要求時に置き換え対象となるページは5になります。
主記憶のページ枠は4なので、次のような流れになります。(ページ置き換え処理が発生した箇所は文字色を赤で示しています)
ページ1:1
ページ2:12
ページ3:123
ページ4:1234
ページ5:5234
ページ2:5234
ページ1:5214
ページ3:5213
ページ2:5213
ページ6:6213
最後のページ6のアクセス要求時に置き換え対象となるページは5になります。