マルチメディア応用 (全16問中16問目)
No.16
コンピュータグラフィックスで図形を描画する際に,図形の境界近くの画素に変化する色彩の中間色を割り当てることで,境界に生じる階段状のギザギザを目立たなくする技術はどれか。
出典:平成21年秋期 問31
- アンチエイリアシング
- クリッピング
- シェーディング
- モーフィング
分類
テクノロジ系 » 情報メディア » マルチメディア応用
正解
ア
解説
- 正しい。アンチエイリアシングは、デジタル画像の物体の輪郭に現れるピクセルのギザギザ(ジャギー)を、なめらかに見せるために周囲(背景)の画素値と平均化処理をして描画するCG技法です。
- クリッピングは、描画領域からはみ出した部分を切り捨てる作業です。描画対象の一部がウィンドウの外にはみ出している場合、その部分は描画する必要がないためクリッピング作業の段階で切り捨てられます。
- シェーディングは、光源と描画対象との位置関係から、対象の陰影を計算し明暗のコントラストで立体感を与える技法です。
- モーフィングは、CGを使った映画やアニメーションで使用される技法のひとつで、ある物体から別の物体へと自然に変形する映像をみせる技法です。マイケルジャクソンのPV「Black or White」でモーフィング技術が積極的に使われていて、ご存知の方もおられるかと思います。