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基本情報技術者令和5年免除 問28
問28
暗号方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- AESは公開鍵暗号方式,RSAは共通鍵暗号方式の一種である。
- 共通鍵暗号方式では,暗号化及び復号に同一の鍵を使用する。
- 公開鍵暗号方式を通信内容の秘匿に使用する場合は,暗号化に使用する鍵を秘密にして,復号に使用する鍵を公開する。
- デジタル署名に公開鍵暗号方式が使用されることはなく,共通鍵暗号方式が使用される。
- [出典]
- 午前免除試験 R5-7月 問28
- 応用情報技術者 R2 問42と同題
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ
正解
イ
解説
- 記述は逆に説明しています。AESは共通鍵暗号方式、RSAは公開鍵暗号方式です。
- 正しい。共通鍵暗号方式は、"共通鍵"という名前のとおり暗号化と復号に同じ鍵を使用します。錠をかけるのと開けるのとで同じ鍵を使用する、玄関のドアのようなイメージです。
- 公開鍵暗号方式では、暗号化に使用する鍵を公開し、復号に使用する鍵は所有者が秘密として管理します。暗号化は誰でもできますが、復号できるのは正当な受信者だけという仕組みにより、通信の機密性が確保されます。
- 共通鍵暗号方式ではありません。デジタル署名は、公開鍵暗号方式を利用して実現されています。具体的には、送信者が自分の秘密鍵で署名データを作成し、受信者は送信者の公開鍵で署名データの検証を行います。