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基本情報技術者平成16年春期 午前問14
問14
非負の整数nに対して次のとおりに定義された関数F(n),G(n)がある。F(5)の値は幾らか。
F(n): if n≦1 then return 1 else return n×G(n-1)
G(n): if n=0 then return 0 else return n+F(n-1)
F(n): if n≦1 then return 1 else return n×G(n-1)
G(n): if n=0 then return 0 else return n+F(n-1)
- 50
- 65
- 100
- 120
分類
テクノロジ系 » アルゴリズムとプログラミング » アルゴリズム
正解
イ
解説
設問の関数式は改行がなくわかりにくいですが、整理すると以下のような感じです。
F(n):
もしnが1以下ならば1を返す、
そうでなければn×G(n-1)の戻り値を返す
もしnが1以下ならば1を返す、
そうでなければn×G(n-1)の戻り値を返す
G(n):
もしnが0ならば0を返す、
そうでなければn+F(n-1)の戻り値を返す
式"F(5)"を展開していくと次のようになります。もしnが0ならば0を返す、
そうでなければn+F(n-1)の戻り値を返す
- F(5)
- 引数5が1以下ではないので"5×G(5-1)"→"5×G(4)"を返す
- G(4)
- 引数4が0ではないので"4+F(4-1)"→"4+F(3)"を返す
- F(3)
- 引数3が1以下ではないので"3×G(3-1)"→"3×G(2)"を返す
- G(2)
- 引数2が0ではないので"2+F(2-1)"→"2+F(1)"を返す
- F(1)
- 引数1が1以下なので1を返す
- G(2)=2+F(1)=2+1=3
- F(3)=3×G(2)=3×3=9
- G(4)=4+F(3)=4+9=13
- F(5)=5×G(4)=5×13=65