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基本情報技術者平成22年春期 午前問80
問80
JIS Q 27001:2006 におけるISMSの確立に必要な事項①~③の順序関係のうち,適切なものはどれか。
- 適用宣言書の作成
- リスク対応のための管理目的及び管理策の選択
- リスクの分析と評価
- ①→②→③
- ①→③→②
- ②→③→①
- ③→②→①
- [出題歴]
- 初級シスアド H20春期 問56
- 基本情報技術者 H20春期 問69
分類
ストラテジ系 » 法務 » 標準化関連
正解
エ
解説
情報セキュリティマネジメントシステムISMSの確立・運用における主な作業をかなり大まかに説明します。
③リスクの分析と評価→②リスク対応のための管理目的及び管理策の選択→①適用宣言書の作成
が正しいことになります。
- 1. ISMS取得への準備~基本方針の定義
- まず最初に認証に向けて組織の体制作りをしたり、ISMSの適用範囲を決めます。
情報セキュリティ活動の方向性、法令・義務などを考慮して、ISMS基本方針を定義します。 - 2. リスクアセスメントの実施
- リスクアセスメントを行い、洗い出されたリスクを識別・分析および評価します。
- 3. リスク対応の選択
- リスクに対しての適切な対応策を選択します。
- 4. 経営陣の承認を得る
- 3.の結果残った残留リスクと、ISMS導入・運用について経営陣の承認を得ます。
- 5. 適用宣言書の作成
- 管理目的及び管理策、基準書・規定類などから構成される適用宣言書を作成します。
③リスクの分析と評価→②リスク対応のための管理目的及び管理策の選択→①適用宣言書の作成
が正しいことになります。