HOME»基本情報技術者平成23年秋期»午前問41
基本情報技術者平成23年秋期 午前問41
問41
メッセージ認証符号におけるメッセージダイジェストの利用目的はどれか。
- メッセージが改ざんされていないことを確認する。
- メッセージの暗号化方式を確認する。
- メッセージの概要を確認する。
- メッセージの秘匿性を確保する。
- [出題歴]
- 初級シスアド H19春期 問46
- 基本情報技術者 H19春期 問66
- 基本情報技術者 H26春期 問36
- 基本情報技術者 H28秋期 問38
- 基本情報技術者 H31春期 問38
分類
テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ
正解
ア
解説
メッセージ認証符号(Message Authentication Code:MAC)は、通信データが改ざんされていないかを受信側で検査するために、通信データから生成する固定長のコード(メッセージダイジェスト)です。
送信側は、通信データを共通鍵暗号方式またはハッシュ関数で変換したコードを送信データに付加して送信し、受信側も同一の共通鍵暗号方式またはハッシュ関数を使って受信データを変換します。変換したコードの一致を確認し、一致していれば改ざんは行われていない、一致しなければ改ざんの可能性があると判断します。
MACの目的は「改ざんの検知」なのでデジタル署名と似ていますが、デジタル署名は公開鍵暗号方式を応用した技術であるのに対し、MACは共通鍵暗号方式やハッシュ関数を用いた仕組みです。
したがって「ア」が適切です。
送信側は、通信データを共通鍵暗号方式またはハッシュ関数で変換したコードを送信データに付加して送信し、受信側も同一の共通鍵暗号方式またはハッシュ関数を使って受信データを変換します。変換したコードの一致を確認し、一致していれば改ざんは行われていない、一致しなければ改ざんの可能性があると判断します。
MACの目的は「改ざんの検知」なのでデジタル署名と似ていますが、デジタル署名は公開鍵暗号方式を応用した技術であるのに対し、MACは共通鍵暗号方式やハッシュ関数を用いた仕組みです。
したがって「ア」が適切です。