基本情報技術者平成18年春期 午前問64

問64

ある商店が,顧客からネットワークを通じて注文(メッセージ)を受信するとき,公開鍵暗号方式を利用して,注文の内容が第三者に分からないようにしたい。商店,顧客それぞれが利用する鍵の適切な組合せはどれか。
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  • [出題歴]
  • 基本情報技術者 H14春期 問71
  • 基本情報技術者 H16秋期 問71
  • 基本情報技術者 H21春期 問40

分類

テクノロジ系 » セキュリティ » 情報セキュリティ

正解

解説

公開鍵暗号方式は、公開鍵と秘密鍵という2種類の鍵を使用して、暗号化通信や電子署名などを行う仕組みです。

公開鍵暗号方式による暗号化通信では、送信者が「受信者の公開鍵」を使って送信するデータをで暗号化し、受信者は送られてきた暗号文を「自身の秘密鍵」で復号します。公開鍵は誰でも入手できるため、不特定多数の人が暗号化を行えますが、対応する秘密鍵は受信者だけが持っているため、正しく復号できるのは正当な受信者だけです。このメカニズムにより通信内容の秘匿が確保されています。
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設問では、顧客から商店に対してメッセージを送信しようとしています。送信者は顧客、受信者は商店になるので、顧客は商店の「公開鍵」を使用してメッセージを暗号化し、商店は自身の「秘密鍵」を使用してメッセージを復号する流れとなります。

したがって「ウ」の組合せが適切です。
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