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基本情報技術者平成27年春期 午前問2
問2
桁落ちの説明として,適切なものはどれか。
- 値がほぼ等しい浮動小数点数同士の減算において,有効桁数が大幅に減ってしまうことである。
- 演算結果が,扱える数値の最大値を超えることによって生じる誤差のことである。
- 浮動小数点数の演算結果について,最小の桁より小さい部分の四捨五入,切上げ又は切捨てを行うことによって生じる誤差のことである。
- 浮動小数点の加算において,一方の数値の下位の桁が結果に反映されないことである。
- [出題歴]
- 応用情報技術者 R3春期 問2
- 応用情報技術者 H25秋期 問2
- 応用情報技術者 H31春期 問2
- 基本情報技術者 H16春期 問5
- 基本情報技術者 H22秋期 問2
- ソフトウェア開発技術者 H17秋期 問3
- ソフトウェア開発技術者 H20秋期 問2
分類
テクノロジ系 » 基礎理論 » 離散数学
正解
ア
解説
桁落ち(けたおち)は、計算誤差のひとつで、絶対値の差が非常に小さい2つの値の差を求めたときに、仮数部の大半が打ち消しあい、計算結果の有効桁数が少なくなることによって生じる誤差です。浮動小数点数の計算において、値がほぼ等しい値同士の減算や、絶対値がほぼ等しく正負が異なる値同士の加算を行うと生じることがあります。
コンピュータの内部では無理数など無限桁の数値も有限桁で表現しているため、有効桁数で表現できない差が"00…0"に丸められてしまい桁の欠落が生じます。桁落ちを防ぐ方法として"分子の有理化"があります。
例)有効桁数が8桁から2桁に減少する計算
1.2345678-1.2345666=0.0000012=1.2×10-6
コンピュータの内部では無理数など無限桁の数値も有限桁で表現しているため、有効桁数で表現できない差が"00…0"に丸められてしまい桁の欠落が生じます。桁落ちを防ぐ方法として"分子の有理化"があります。
例)有効桁数が8桁から2桁に減少する計算
1.2345678-1.2345666=0.0000012=1.2×10-6
- 正しい。けた落ちの説明です。
- 桁あふれ誤差(オーバーフロー)の説明です。
- 丸め誤差の説明です。
- 情報落ちの説明です。